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20161023 大ゴリョウ沢 [沢歩き]


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M氏がまだ駆け出しの頃、白馬尾根から本谷沢に向かった際
何を血迷ってしまったか、いつの間にかに沢筋に引き込まれ、ガレ場を降り
行き着いた先は滝場を見下ろす落ち口先端だった
両岸は切り立って険しい尾根だ、絶望感に包まれながらも必死に斜面を登り
喉の渇きを忘れる程の緊張感に耐えながら、やっとの思いで右岸の尾根伝いに
降り生還した・・・
その後、その沢の出合を通過するたびに当時が懐かしく思い出されます


そんな思い出の沢、大ゴリョウ沢を登りましょう・・・
との企画をはっぴーさん、イガイガさんが計画してくれました

「大ゴリョウ沢」との名前ですか?勿論・・・イ先輩から教わりました
名前の由来は分かりません
御陵沢? 御料沢? 御霊沢? 五両沢? ゴーロ沢 ?・・・・


あの時降ろうとしていた滝場は一体どんな所なのでしょうか?
非常に興味が有る所ですね!!



 魚止橋【 7:12 】ー大ゴリョウ沢出合【 9:05 】
 ー謎の神社【 11:13 】ー早戸大滝【 11:55 】
 ー魚止橋【 14:07 】





伝道では偶然エー氏とエヌ氏が準備中、ともに雷平へ向かいます
雷平で分かれて我々は大滝方面に向かいます


【 伝道へ 】
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【 倒れる寸前 】
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【 定点観測です 】
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【 エー氏・エヌ氏とお別れ 】
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時間も早く今日は行程も短いので「寄り道していきましょう」と提案
謎の神社へとご案内・・・の筈が  M氏大失態です
謎の神社が見つかりません・・・なんてこったい!!
結局、軌跡を汚すだけの無駄なアルバイトとなってしまいました

・・・引き返して大ゴリョウ沢を目指します・・・


雷平から大滝沢に向かうと左岸から流れ落ちる沢が2本有ります
最初の滝は細い水の流が三段で落ちて落差もそこそこ有り立派な滝ですが
とても登れる様な滝ではありません、ここは眺めるだけにしましょう


そして次に出合う滝が大ゴリョウ沢です
出合いからは3段ほどの滝場に見えますが、その奥にも水流が確認できます
奥の様子は分かりませんが取付いて登って行きます
沢は急激に立上がり滝場が続きます滑状の滝ですが手掛り足掛かりも確かで快適です


【 大ゴリョウ沢出合 】
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【 3段ほど登りました 】
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【 下を眺めるとかなり急です 】
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【 段瀑がいい感じに続きます 】
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【 結構難しいんですよ!! 】
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【 ガレが詰まった滝のような水流 】
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段瀑を何段か上り高度を上げると二俣に辿り着きます
本流と思われる前方は水が涸れてゴーロが続きます
過去にM氏が降ってきたガレ場です

左岸からは勢い良く水が落ちてこの先の滝場が連想されます
出合の滝は登れないので右岸の斜面から巻き、落ち口へ辿ります
この先も滑状の滝が続きます
適度に斜度が有り若干ヌメリも気になりますが 許容範囲です  



【 M氏駆け出しの頃下ったガレ場 】
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【 当然こちらに向かいます・・・左から巻き上がります 】
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【 巻き上がって落ち口から 】
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【 カメラマンが狙っていますよ~!! 】
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【 滑がきれいです 】
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やがて水が涸れて来ると古い作業径路が沢を横断しています
沢筋は前方100M、涸棚先で左にカーブしていて先が見通せません
涸棚下まで確認の為登り、戻って左岸径路を探索します
植林地内で踏み跡が交差してはっきりしませんが、標高を変える事無く
白馬尾根の径路まで辿り着きました、右岸側の径路の行く手も気になる所です


【 涸棚の先はボロボロ 】
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【 経路を辿ります 】
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大ゴリョウ沢・・・
流程は短いながら、出合から急激に登り、全てが滝場で
適度な緊張感と滝を登る楽しさが味わえる良い沢でした




白馬尾根の径路に辿り着いた所でこの先を検討しますが
M氏はどうしても先程の大失態が許せません
お二方にお願いして再探索する事にしました
尾根を降って再び大滝方面へ向かいます、失敗は許されません

過去の記憶を搾り出し、地形を読み探索、ようやく見つけ出す事が出来ました
ほっと一息、これでモヤモヤが晴れて帰途につけます



【 謎の神社 】
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【 M氏はこの紋を見ると電電太鼓を思い出します 】
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この後は足取りも軽く、早戸大滝を見物後瀬戸ノ沢左岸尾根一気に下って
早帰りです



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エー氏とエヌ氏は今頃どの辺を歩いているのか?暗くならないと良いですね


【 今日のコース 】
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コメント 9

はっぴー

一度、行ってみたかった沢でしたが、
いかにせん、あれだけでは短すぎましたので、
「謎の神社」探索で、山遊びに厚みがでましたね。

下記、レガーさんからの情報です。
『あの界隈の麓では白馬尾根の白馬の雪型の事を大ゴリョウ(おごりょう)と呼ぶのだそうですね』

それにしても、リハビリ直後の方が一番お元気でしたね~(^^;
by はっぴー (2016-10-27 00:12) 

ardbeg

蛭に登って降りてくるだけで暗くなったりしませんよ
もうちょいウロウロしててくれれば帰りもバッタリしたかも
リハビリも終わったようなのでチャレンジ企画ご一緒しましょう
by ardbeg (2016-10-27 08:57) 

TI-AEK27

MSHK師 おつかれさまです。
今度のニカニカもお見送りのアマチュア堰堤観察家です(涙)
あれは無理(泣)
ゴリヨウは計画的にとか申しますね(殴)

謎の神社ですが、御紋がついてますからヤマの持ち主が
お建てになったのでしょうが、んー、造林小屋の上流ですし、
このあたりの奥地が個人所有とも思えないですね。。

ひょっとして宮ヶ瀬ダムで移転を余儀なくされた旧家が
先祖を偲んでお奉りしているのでしょうか?
by TI-AEK27 (2016-10-27 09:27) 

M氏

はっぴーさん
リハビリがうまく行った様で安心しました
これで皆さんの足手まといにならないですね

「おごりょう」の語源が気になりますが・・・

若手のエースですからがんばりますよ~!!

by M氏 (2016-10-27 19:40) 

M氏

A氏・ご無沙汰でした
思わぬ遭遇でニカニカですね!!

蛭から向こう側に行って、上り返して・・・
そんな事いつもやっているので今日もまたなんて

チャレンジ、しちゃおかな!!



by M氏 (2016-10-27 19:46) 

M氏

T氏お願い!!
是非その辺をググって調査を

何時でもおんぶしてあげるので
たまには山に

なんでしたら、ニカニカメンバーで
担架で女郎小屋ノ頭まで上げてもいいですよ!
by M氏 (2016-10-27 19:51) 

TI-AEK27

MSHK師

ちょいググりました。
こういう本が出ているっぽいです↓

「鳥屋財産区の歴史」(1997)
鳥屋山を守り共に生きてきた四百年の歩み
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB01642092

↑何か書いてあるかもしれません

鳥屋のヤマには「造林組合」の看板が
あちこちに立ってますが、昔から財産区組織が
しっかり機能してるっぽいですね。
私有林はほとんどなくて、ヤマの97%だかが
財産区の所有っぽいです。
そういゃあの造林小屋も鳥屋造林組合ですね。
なので、祠を建てたのも造林組合じゃまいか?
と憶測しました。

ゴリヨウと唱えて念力で丹沢方面を透視したら
「御料林」と「御霊」の2系統の文字が見えました。
レ師情報だと「御霊」のほうが近いですかね?

左三つ巴の紋は家紋ではなく「神紋」で、
神社で(とくに八幡神社系)ふつうに使われてる
っぽいです。

鳥屋は当AEK隊は3回くらいしか行ってませんが、
アヤシゲな風情の当隊に町の小学生が
「コンニチハー」と挨拶してくれたのはここだけです(泣)
青根と並んで文化と教育の町と拝察してます。

昭和初年に加藤弘次さんという若きエンテイ士が
お寺を借りて常駐したという記録があり、当隊も
いずれ滞在調査したい。。。と思うだけで早10年(泣)
by TI-AEK27 (2016-10-27 23:09) 

はっぴー

M氏

リンク貼らせていただきました。
by はっぴー (2016-11-10 18:19) 

M氏

了解しました
by M氏 (2016-11-11 20:36) 

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