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20170801 伝説のクライマー [徒然に]


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・・・今ちゃん(今野さん)・・・がもしも谷川岳で亡くならなかったら
僕の人生は今とは違っていたのかも・・・
       やっぱりそんなことないよな



きっと同じ職場で、重い荷物を担がされて
「がんばれよ!!新人、早く一人前の職工になれよ!!」・・・なんて
からかわれながら楽しくも辛い毎日を過ごしていたんだろうなと思います


僕も10代20代の頃は結構血気盛ん、負けず嫌いで
早く一人前になろうとがむしゃらにやっていたもんな~
だからこそ一緒に仕事をしてみたかった
どんな山男だったんだろう?

最近特にそう思うようになりました

僕の会社では新入社員は毎年の恒例行事として富士山に登ります
数十人規模の登山ですが当然の如くその中の数人が高山病となります

途中でリタイヤする者や、山頂で動けなくなる者もいますが
そのまま放置する訳にはいきません
そんな時は元気な者がおぶって下山したりする訳ですが、これが又大変です
(幸いな事に僕は7回登って気分が悪くなった事は一度も有りません)

その後研修期間を終え、新人として職場に配属されますが
職場では先輩、上司から富士登山の様子を聞かれたりします
(こいつ使い物になるかな??・・・って感じで)

そんな時決まって先輩、が口にする話があります

「今チャン(コンちゃん)は凄かったよな~!!歩けなくなった
奴を一人背負って、もう一人を抱っこして歩くんだよ!!」

会社に入った僕が始めて耳にした今ちゃんの逸話です




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僕が配属された職場はその今ちゃんがかつて所属していた職場でした
しかし今ちゃんは僕がその職場に配属される3年前に谷川岳で墜落死し
既にその職場にはいませんでした
※1978年12月1日の出来事だそうです

25人ほどの職場でしたが「今ちゃんは凄かったな~」と懐かしむように
皆が口にします
仕事は現場作業が主で、大型の機械設備の修理です
雨の日、風の日、昼夜を問わず重い機材や工器具を担いで歩き回る
高い所もなんのその・・・
現場はそんな世界でした、今となっては懐かしい思い出です

今野さんと言えば
「仕事は山に登るトレーニング」
そう言って、30㎏・40㎏を越える機材を担いで進んで高所へ
登ったそうです  (ザックではなくて、肩に担いでですから凄い)

当時は会社の山岳部も活動が盛んだった様です
職場の先輩の何人かは以前山岳部に所属していて
今ちゃんに真冬の本格的な雪中訓練に連れて行かれたそうです
それはそれは厳しくて、泣きが入ったと当時語っていましたね

「指なんか、無いんだよー!!」って先輩が楽しそうに言っていましたが
・・・どうやって仕事をしていたんだと・・・




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今では会社にも今ちゃんを知る人達も殆どいなくなってしまいました
そんな僕も今ちゃんの逸話は聞いていましたが
実際に接したことはありません
せめて記憶に残しておきたいと思い記事にしました


今となっては・・・
もう少し先輩たちに話を聴いておけば・・・と残念でなりません




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TI-AEK26

MSHK師 おつかれさまです

!ググりますた!
https://kakublog.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html
↑こちらのブログ主の大師はひょっとして姐さんのお知り合いでしょうか?
by TI-AEK26 (2017-08-04 00:30) 

M氏

TI-AEK26氏
暑中お見舞い申し上げます

は姐さんは顔が広いですからね!!
ブログ主のファンらしいですよ



by M氏 (2017-08-04 20:39) 

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