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20170520 中ノ沢の右からガータゴヤ・榛ノ木丸へ [丹澤探索]




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地形図を見れば分かりますが
中ノ沢の右股は、蛭ヶ岳に東側から詰上げる急峻な沢です
中ノ沢はゴーロが続き沢登りの対象になる様な沢ではないので
余程の物好き、興味がある人以外は歩かれる事はないと思います
増してやその右なんて・・・

課題と言うのは蛭ヶ岳の東斜面、標高1300M~1400M辺りの探索です
目的は?・・・分かる人には分かっちゃいますかね?
多分収穫は無いでしょうが


そんな訳で右股、F1下から滝越えに取り掛かりましょう





魚止橋【7:00】-中ノ沢出合【8:33】-中ノ沢右出合【9:57】
  -1400地点【11:00】-ガータゴヤ【11:46】-カサギ沢【12:57】
  -榛ノ木丸【13:26】-魚止橋【14:22】





【 橋は無くても支障はありませんが 】
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【 中ノ沢のF1? 】
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【 鬼ヶ岩沢分岐 】
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【 この岩は興味が湧きます 】
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最近は余程興味が湧かないと山に足が向かず
すっかり月一山行で体力気力も低下気味です
新緑の季節、楽しまなければ損した気分になりそうで・・・

そんな訳で、一件放置していた課題があり
取敢えずスタートは中ノ沢の右。F1からです


一見して正面突破は無理、右側から何とか登れそうですが中盤から
落口かけて微妙な傾斜があり確信は持てません、岩も草付きで滑りそうです
「一人の時は特に慎重にならなければ」と何時も言い聞かせているので
此処は回り道でも安全な斜面から取付きます

前回此処に来た時も巻き道を探してみましたが登れそうなのは
少し戻って右岸の斜面、傾斜は急ですが登れない斜面ではありません

斜面に取付き登りますがこのまま行ってしまうとかなりの高巻になって
しまい、復帰が困難になりそうです
15M程登った右手10M程先に目をやると一本の筋が・・・
落口に繋がる小尾根に続く獣道の筋を辿ってルンゼ状を慎重に横移動
渡り切って小尾根の向こう側を覗けば、何とか滝上に降りられそうです
一歩一歩慎重に確実に踏み込んで10M程下降、F1落口に降り立ちます




【 スタートですが登れず巻きます 】
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【 何時もの様に登り始めます 】
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【 右側に渡って 】
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【 沢に復帰します 】
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水流は殆どありません、滝の水は殆どが湧水と伏流の様です
滝下からは奥の様子は見えないので不安でしたが
涸棚状の荒々しい沢ですが岩が乾いてヌメリも無く遡行するには
問題無さそうです
両岸の岩肌は脆く落石の危険もあり注意しながら進みます



【 水流は有りません 】
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【 登るのは容易です 】
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【 こんな感じで続きますが 】
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【 先が怪しくなったので右の斜面からアプローチです 】
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1400M付近でぐっと沢幅は狭まります
先は見えず、もしこの先行く手を阻まれればお手上げです
此処は様子見に左岸の斜面からアプローチ、少し登ると
ゴルジュの先が見通せます、案の定、涸棚が2段続いています
下の棚は8M、上は20M程あるでしょうか、かなり立派な見栄えのする
涸棚です、このルート取りは正解でした




【 写真では良く判りませんが20M程の涸棚です 】
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涸棚を左手に眺めながら更に登ると涸棚の先に広がるゴーロ地帯が
見られます、行き着く先は蛭ヶ岳山頂です
此処から沢に復帰も可能ですが、今日は1400Mまでの探索と決めています
と言うか・・・あと300M登る元気が無い・・・と言うのが本音です
機会があれば皆さんご一緒にどうでしょうか?




【 涸棚の上部はゴーロ地帯が続く様です 】
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【 周辺急斜面ですが手付かずの自然が残っています 】
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【 背後に三峰 】
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1500M付近まで一旦登り、傾斜が緩んだ所から等高線が広がった
蛭ヶ岳東尾根を大きくトラバースします
トラバース道は快適そのもの、苦労も無く尾根を回りこめます
周辺はブナの若木が広がる新緑若葉の良い尾根ですね・・・癒されます

獣の道を頼りに歩を進めると市原新道手前で大きな溝を一本越えなければ
なりません、しかしここは獣の道筋通りに進めばノープロブレム
・・・いつも彼らには助けられます




【 魅惑のトラバース・・・と言ったら言い過ぎでしょうか 】
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【 立ち塞がる地溝帯・・・ですが 】
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最近多く設置された植生保護柵は目障りですがそれを差し引いても
気持ち良い尾根です
いつしかテープの類が出てきたな?
と思っていたら市原新道を歩いていました(笑)


そのまま降って帰るのも面白くないじゃないですか!!
折角なのでP1352から北側の尾根を下降、新緑のガータゴヤ見物です
清流を渡る涼風とガータゴヤの水音が疲れた体をクールダウン

暫くは、まったりと時を過ごす・・・至福のひとときですね

心も体もリフレッシュ出来ましたので、さー帰りましょうか!!
左岸巻道からそのまま北に延びる左岸の尾根に取り付き
原小屋沢、かやの沢界尾根を一跨ぎ、カモシカ君に見送られてカサギ沢に
下降します此処でベテラン釣り師風の男性と出会い会話した後
榛ノ木丸から伝導ヘアピンに下降、帰路に付きました



【 巻き道から 】
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【 カモシカ君に見送られて 】
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【 かさぎ沢を越えて帰還します 】
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車に戻るとうれしいワイパーメールです

もう少し早く歩いていればカサギ沢辺りでビックリ鉢合わせも
有ったようです・・・残念でした



【 今日の良い所 】
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