20130914 金林沢からオバケ径路 [古道探索]
札掛界隈の良さは気軽に裏山を散歩する気分で歩けるって~所で
とは言っても、厳しい所は有る訳で・・・
札掛から長尾尾根に上がるのに、手取り早いのは何処だ?と考えたら・・・金林沢かな?
金林沢から上がってそのまま尾根を横断すればオバケ径路だな
オバケ径路か~
過去の記憶はすっかり何処かへ飛んじゃったし、自信無いな~・・と弱気なことを
でも、ま~なんとかなるでしょう!!
〈金林橋〉
林道を歩いていると、いつもこの辺の雰囲気がいいな~!と思っていたのが金林沢出合
金林橋の上流には無機質なコンクリの堰堤が一基、
大木のすぐ脇に径路入口の看板が立っていて、左岸から沢に立ち入ることが出来る
しかしここはあえて右岸から入る・・・別に意味は無いけど・・・
〈金林沢の出合〉
〈入口の堰堤〉
コンクリの堰堤を越えて沢に立ち入ると、入口付近の鬱蒼とした雰囲気とは大違い
周囲の風景は広広とした明るい雰囲気に変わる
左岸の径路部分は手入れがされていて歩きやすそうだし、土留の処置も綺麗にされている
表面が化粧された堰堤を何基か越えて行くと右岸が立って来る
進路を左岸径路に乗り換えるといきなりフラッシュの洗礼を浴びた
一瞬何が起きたのか解らず呆気に取られる
こんな山の中でいきなり写真を撮られるなんて心外だね!
ここは径路であって獣道じゃないだろ?それに随分と高い位置に設置されている
クマ用かい?・・ブルッ“
〈公園の様な雰囲気の中〉
〈意外に広々、明るい〉
〈コイツにフォーカスされた・・・それって死語カイ?〉
沢が分岐し径路は右俣の古い朽ちた桟橋を通って界尾根方向へ
更に左俣に沿って分岐している、分岐部分には古い炭焼き窯の跡も残っていて
仕事の山だった事を物語っている
〈炭焼き窯痕〉
〈前方に朽ちた桟橋〉
〈左俣の堰堤〉
堰堤をもう一つ越えると唯一と言っていい滝場だ
水が少なく見栄えはしないがそれなりに目を楽しませてくれる
やっぱり変化が有ったほうが楽しいに決まっている
次の二俣は当初の予定では右に行くつもりだった、
しかし左の奥の方に何やら面白い物を発見、そちらに向かう
半分埋もれかけた大きな石積みの堰堤だ
かなり古さを感じさせるのは石積みの表面にしっかりと根を張った木がへばり付いているせいだろうか
堰堤の上に登ると荒れてくる、少し登って左岸の尾根に逃げる
するとはっきりとした径路が現われた
〈滝場と言えるか?〉
〈二俣・左へ〉
〈古い堰堤〉
〈タコの足の様な根っこ〉
〈少し登って〉
仕事道と呼ぶには本格的なその道は旧径路であろうか、しっかりと斜面を削って作られていて古さと丁寧さを感じさせる
もしかしたらこのままオバケ径路に直結していた径路ではないか?
あくまでも想像であるが
〈径路跡が残る〉
径路に沿って斜面をジグザグに登って行くと、はっきりしていた踏み跡も下草に隠れ
判別が難しくなり、やがて消えてしまった
急な斜面を下草(多分テンニンソウ)に煩わせられながら登って行くと金林ノタルの
やや上に突き出る
登山道を少し下るとオバケ径路入口の目印である朽ちた道標
〈朽ちた道標〉
鹿柵を越えて五町歩沢迄は明瞭な踏み跡が続いている
先々週訪れた五町歩ノ滝、今回は上からの訪問
〈鹿柵を越えて〉
〈径路は明瞭〉
〈五町歩ノ滝〉
〈落口から〉
〈上部は伏流となり水流は消える〉
五町歩ノ滝の先は踏み跡も薄く径路を辿のは難しい
何とか大棚沢の炭焼き窯まで辿り着いたがここで雨足が強くなって来た
意外に体力も消耗して脱水症状気味、ここは無理せず尾根を直上する
楽をしようと思って乗った尾根だがこの尾根がキツかった
地図を見ればわかるが300Mを一気に上り詰める急尾根、心臓が破裂しそうだ
〈大棚沢の炭焼き窯〉
〈急尾根も最上部は美尾根〉
登り着いたのはモノレール横断地点
ここからは境沢林道のモノレール駅に向けて下降
出だしが急なモノレール尾根を下って行くと途中の裸地、あいにくガスって
視界は不良だが晴れていれば好展望に違いない
綺麗に手入れをされた尾根をレールに沿って下って行くと
レールビリビリと振動し始めた、モノレールが登って来るみたいだが
振動が大きくなるだけでなかなか姿を現さない、待ちくたびれた所で
ようやくやって来た、上部で行われている土留工事の資材を運搬している様だ
モノレールをやり過ごして下降、終着駅到着
〈かなり急斜面〉
〈裸地からの展望〉
〈植林地を縫って行く〉
〈おじさんと挨拶を交わして〉
〈発着所到着〉
〈運んでいたのはこれ〉
林道をてくてく戻れば今日の山遊びも無事終了です
〈今日のコース〉
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