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20110503東沢本棚沢-檜洞丸-小笄南西尾根 [沢歩き]

丹沢で山歩きのバリエーションを増やしたい、そう考えると
沢歩きは必須だ、
今までは、《滑る》《詰まる》《迷う》《暗い》といった負のイメージがあり
自然と避けてきたのかも知れない・・・しかし
この春から本格的に沢を歩こう・・・春のニカニカでもそう宣言した、
イガイガさんからは「いい沢、案内しますよ!!嵌る事請け合い」
とお誘いをいただき着々と準備を進めて来た、
いよいよ此のゴールデンウィーク「東沢本棚沢」へ向います

7726.jpg

待ち合わせの時間はAM6:00西丹沢自然教室駐車場
6:40頃現地に到着、未だ誰も居ないかな?なんて思っていたら
もう20台くらいは駐車している、やはりこの時期かなり賑わう様だ
準備をしながら軽く体をほぐし、今日のコースを地図を見て確認する
この時点では未だ帰りのコースは決めていない、
2パターン考えて来たが後で相談だな、
などと考えているとイガイガさんが到着した、
いつもどうりの素早い準備で早速出発する
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未だ人の気配が無いキャンプ場入口の尾根先端部から取り付く
ここからP700M・つつじ新道合流点・P855Mから林道屈曲点、そして棚沢橋
朝一の尾根急登は未だ眠っている体にはかなりキツイが、
徐々に慣れてくる頃には周囲も気持ちの良い風景に変わっている
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色々と情報交換や近況を報告しながら歩いていると
あっという間に林道屈曲点に到着する
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此処からは暫く林道歩き
遠くの風景は霞の中、黄砂混じりの黄色い空が広がっている
これでは富士山もダメですね!!などと会話が弾む
コラボではこんな林道歩きも退屈することなく行けるのがいい、
視線の先に鮮やかな赤い橋桁が見えてくると
「棚沢橋」である
橋を回りこんで通行止め用の大岩を「こんなの必要ないじゃん!!」
と文句を言いつつ橋下に到着、きれいな滑滝が迎えてくれる
此処で靴を履き替え遡上を開始する・・・緊張の一瞬だ
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歩き始めは傾斜のゆるい滑や小滝が続く
先行させてもらい積極的に水の中を歩いて行くと
前方にF2-12M直瀑が姿を現す
一応近くまで行き様子を確認・・登れるわけ無いな!
ちょっと戻った右岸笹薮から巻く
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落ち口を確認し
さらに上流へ進んでいく、
暫く歩くと二俣に当たる本流は右だが(ケルンが積んである)
左俣には綺麗な滑が顔をのぞかせついつい引きこまれそうになる
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やや狭くなった沢を進んだ前方に聳えるのは
黒々とした異様を誇る「本棚」である
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直下飛沫を浴びる
真夏なら堪えられないだろうな!
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「本棚」は、右岸涸れ沢を落ち口より少し高いところまで登り
落口方向へトラバース落ち口やや先へ下降する
落ち口から下を覗くが足が竦む、
この先やや左へ曲がった沢の先に三段の滝
一段目はホールドも良く通過、二段目でやや停滞、靴のフリクションを慎重に確認しながら
なんとか通過、三段目楽勝・・こんな感じで水線を登る
IMGP1981.jpg

その上のゴルジュ
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ゴルジュを抜けると
待ち構えているドーム岩と岩の壁
此のスケール感と雰囲気は写真ではなかなか表現できない
そこに行った人だけが感じられるんだろうな
ドーム岩上には残置ハーケンなどもあり
登っている人もいるのだろう、しかし我々は登った気になって右から巻き
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自称「落ち口ハンター」の勇姿(自分が立っている訳では無いのにムズムズします)
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そしてクライマックスの涸棚
此処も写真ではなかなか表現は難しい(岩の墓場みたいな所)
此の涸棚、眺めていると不思議と登れるような感覚に襲われる
試しに3M程登ってみるがやはり無理だな、勇姿をお見せ出来ないのが残念
   (自分の写真は取れないもんね)
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この辺り小岩櫻の群生地だ
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涸棚を登るのは諦め、下部から右上に斜上するバンドに乗って
大きく右から巻く
広がる絶景?の筈・・・残念視界不良
しかし此処を訪れたことがある人は知っているはず
&・・トップ写真
IMGP2006.jpg

景色を楽しんだ後は沢の詰だ
今回、初めての沢なので最後まで詰めさせてもらうことにした
イガイガすいません結構キツイんですよね詰るのは
ひたすらガレの沢歩き&涸滝
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詰の最終地点
ここは足を取られそうなので左の小尾根に乗り換える
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出たのはここ、ソーラーパネル横
幸い登山者に怪しまれずに済みましたこんな所からいきなり現れたら
びっくりですよね
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お決まりの山頂の祠にお参りしここまでの無事と
帰路の安全をお願いします
山頂では何組かの登山者、家族連れが休憩中でしたが
どうもこう云う所が苦手な二人組はさっさと下山です、
時間はまだAM11:00を少し過ぎた所だ
      (山頂に真っ黒けっけの二人組はちょっと怪しすぎる)
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帰路は小笄南西尾根(P1125経由)、この尾根も初めて歩く
帰路遠望
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P1288M手前のP1135付近から南西に伸びる尾根に乗る
(小笄、大笄の位置がいまいち良く解らない)
出だしやけに急な斜面、150M位を落ちるように、潅木に掴まり降りる
浮石も多く慎重に進路を確かめながら降りる
傾斜がやや緩やかになり最初の鞍部を過ぎるとスズタケが小煩くなって来る

「ダニ付いてない!!」後ろからの声
その言葉にズボンを確認すると・・居るは、居るは
カブトガニの尻尾のないやつみたいなデカイのやら、チッチャイのやらがいっぱい
今まで全然気にしていなかったが、この一言で気になりだしたら止まらない
こまめに振り落としながら下山する、
P1125先の1100M辺りから進路は急に南に向く慎重にルートを見極め
植生保護柵の西側を進んでいくと左手下方に林道が見えてくる
適当に降りやすい所から林道に降りると朝の林道取り付きの屈曲点だ
此処からは朝来た道を逆戻りするだけ・・なんて安心していると
「方向違うんじゃない?」との厳しいご指導・・冷や汗タラリ
登山道との交差を過ぎ、
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苔のピークを越え
朝、気になっていた尾根上放置テントを確認する
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キャンプ場に到着するとそこは朝の風景とは大違いだった
GW真っ只中、キャンプ、BBQの家族連れで大盛況だ
こんな状況では帰りが遅くなると大渋滞に巻き込まれてしまうだろう
幸いにも未だ2時前だ、
ダニチェックを入念にしてから着替えを済ませ、帰途についた、
IMGP2041.jpg

沢歩き初心者ではあるが巻き道はしっかり踏み跡もあり慎重に歩けば
危険を犯すこともない、
気持ち良い滑や、適度に緊張感のある滝登り、
そして、何と言っても涸棚上部からの絶景(天気だけは心残り)
次こそは絶景を一人占めしたいと密かに考えています

・・イガイガさんお世話になりました、これに懲りずに又よろしくお願いします!!

今日のコース
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