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20140726 勘七ノ沢 [沢歩き]



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暑い!!ただ暑い・・・

そんな時は水遊びがうってつけだ、それもあまり遠くない所で
でも、あまり近いと・・・

そんな訳で、今まで未知の領域だったあたりを歩こうと「勘七ノ沢」
誤算は最後まで詰めたんで無駄に汗をかいたこと

でも気持よかった~!!


表丹沢県民の森P(7:21)‐入渓地点(7:34)‐登山道に詰め(11:11)
‐鍋割山(12:05)‐表丹沢県民の森P(14:10)




表丹沢の沢は何故か食わず嫌いで未経験
人気の沢も多く、結構人が入ってんじゃないかと、それも敬遠していた理由
・・・と言うよりも
何かと裏街道、裏道、裏通りが好みの自分としてはあまり食指が向かなかったのが
一番の理由かな?
取り敢えず手始めに、って訳で適当にチョイス
先ずは勘七ノ沢から攻略開始だ!!


先ずは出鼻をくじかれた
西山林道から二俣に向かうも、林道ゲートが新設されOUT

ついに西山林道も一般車通行禁止となった
がっかりする暇もなく戻って表丹沢県民の森の駐車スペースへ
結果的にはこちらの方が良かったかなと思うことにした


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〈こんな張り紙が・・・知らんかったでござるよ〉
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駐車場から林道ゲートを通過し一歩き、勘七橋の袂から入渓する
銘板が落ちてしまった堰堤を左岸から超え、明るく開けた林道渡渉部を過ぎて
薄暗い中ゴーロを歩いて行くと前方に崩壊した堰堤が涼しげで優雅な飛沫を落としている


〈銘板が無い堰堤〉
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〈涼し気な水流〉
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堰堤を右岸の際から超えると一旦開けた沢はその先で急激に沢幅を狭める
日は差し込まないがかと言って陰湿さは感じられずなかなか良い渓相だ


〈ワクワク・ドキドキ〉
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小草平ノ沢の出合を過ぎるとF1がお出迎えだ

今回一番手こずったのがこのF1だ
一見水流の左が簡単に登れそうだが、かなり立っている上に手掛かりも少ない
釜を左からヘツって水流際へ寄り一歩踏み上ったが次の手掛かりが無い
上部にスリングが残置されているが生憎と言うか運が悪いと言うか
スリングが上に向かって伸びてしまっていてほんの少し手が届かない
背の高い人や、手の長い人には何の事はない一手が、自分には届かないのは何とも
歯がゆい
仕方がないので一旦戻って、倒木を利用してスリングをはたき落とす
何回か試みて運良くスリングが下に伸びた、再び釜をヘツって精一杯背伸びをして
スリングをつかむ、手掛かりが有ればしめたもので片手に体重をかけ一気に体を引き寄せ
沢靴のフリクションを最大限利用して上部に駆け上がる、一段登れば後は簡単に落ち口へ
上がれる、
最初がコレでは先が思いやられるな?とその時は思ったが、その心配は無用だった


〈F1〉
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F2は直瀑
前面に倒木が引っ掛かっていて見栄えが悪い、退かすのも面倒なので
そのままにしてきた
登るのは右のプレート下から、岩の割れ目を利用して難なくプレートの掛かっている
テラスに上がる、テラスから眺めた後は更に一段上に登る、手掛かり足掛かり豊富で
簡単に落ち口に上がる


〈F2〉
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滝上、前方に堰堤
ラクラクの巻道も左岸に付いているが、ここは練習のつもりで堰堤際の面倒臭い所を
ワザワザ登る


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〈練習に登る〉
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〈滑の前方にF3〉
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F3は斜瀑
高さはそれ程では無いが深い釜を持ち落ちればドボン
右から行こうか左から行こうか悩む所、左側はやや傾斜が強く一見して滑りそうな
岩質、右側も釜をヘツッテ一箇所飛び越えなきゃ行けない岩溝がある
どちらもリスクは有るがへつりの練習を兼ねて右から


〈F3〉
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上から見ると左に溝が見える、ここを飛び越える
下流側にスリングが垂れているが特段必要なし、欲しい所には付いていないんだよね(泣)


〈F3上から・左をへ釣った〉
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適度に小滝を楽しみながらF4 2段〈トップ写真〉
ぱっと見、登れるなんて思へない、下段は簡単だが上段は絶望的に見える
かと言って巻くのも大事、登り方を知らなきゃ途方に暮れるだろう
下段を登ると丈夫岩壁の影に溝がありそこから上部に這い上がる、意外とすんなり登る
事が出来て呆気無い位だ


〈F4〉
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F4を超えると暫くはつまらないゴロタ場 
左岸斜面には炭焼き窯の痕も残っている、連続する堰堤を超て行けば
F5が優美に水を落とす


〈炭焼き窯〉
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〈堰堤を越え〉
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F5は一見水流左が登れそう、手掛かり豊富、しかしこの高さだ10M?無理は禁物
フリーで登る高さじゃない
巻は右岸ルンゼから、踏跡もはっきりとして安全確実


〈F5〉
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F5上部はゴルジュの連瀑帯だ、ここは水に濡れ積極的にフォールラインを歩きたい
涼しくて気持ちいい風がゴルジュを吹き抜ける


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〈イワタバコ〉
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石積み堰堤でゴルジュは終了するが
その先にも小瀧が続き水流が残っている


〈ゴルジュは終了〉
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〈小滝が続き飽きない〉
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右岸から崩壊地のガレが押し寄せると水も伏流となる
勘七ノ沢の見どころもこの辺迄で終了
一般的にはここから花立方面に逃げる様だが今日は最後まで積めるのが目的
水流が消えると暑さも増し汗も吹き出す、傾斜もきつくなり息が上がる


〈ガレ地〉
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〈伏流となる〉
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水流が復活し、岩壁の通路の様な所を抜けると一気に詰めの様相となる
しかし傾斜は心持ち緩く辛さはあまり感じない

周囲がガスって幻想的な景観を醸しだすとその先に稜線が浮かぶ

詰め上げたのは大丸東側鞍部、登山者が通らないのを確認して一気に登山道に上った


〈水流が復活〉
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〈岩壁の通路を抜ける〉
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〈最後の詰め〉
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〈稜線へ〉
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ここから久しぶりに鍋割山向かおうと思う
稜線上、若いブナの木が育ち涼しい風が抜けてクールダウンにはうってつけの稜線
アップダウンも適度で、のんびりとのんびりと歩くと。賑やかな鍋割山頂だ


〈若いブナ林〉
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〈アレは棚沢ですね〉
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ここに来るといつも思う、皆よくあの鍋焼きうどんを食べられる~!!と
と言う事で、未だ名物を食した事は無く、多分この先も無いだろうな~と


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息も整った所で下山
普通に後沢乗越からひねりもなく


ヒーヒー言いながら登ってくる登山者を横目に涼しい顔でご挨拶は
皆さんゴクローサンだネ~!!





途中びっくりするくらいのタマゴタケの群生地を発見
しかし大方傘が開いて新鮮味にかけている、それでも目ざとく若い奴を収穫しおみやげに
して持ち帰る

登山道からの冷たい視線も眼中に無くせっせと収穫する姿は奇異に映ったに違いないが
そんなの知ったこっちゃないね!!(笑)


〈傘が開いたのは取らないよ〉
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それにしても暑い!!

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今日のコース
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