20140125 鷲ヶ沢－高取山－大棚沢・・・廃坑を巡る [丹澤探索]
当初予定していた氷結ツアーは寒気が緩んでご破算
近場でのんびりハイキングといきましょうか？と向かったのは宮ヶ瀬、高取山だが
ただ登山道で登るのはね～？！
そんな訳で鷲ヶ沢のF1左岸に残る廃坑に寄ってから、適当に尾根に取り付いて
高取山に向かいましょうか・・・なんてね！！
〈定点観察〉
鷲ヶ沢の入口は深い入り江になっていて、水が無い所は深い藪
掻き分けて進んで行くと古い堰堤に行き着く
ここから沢の中を送水用の黒いビニールホースに沿って歩いて行けば
直ぐにF1、10M程の棚、水流は僅かだが、この時期はしょうがない
かと言って水量が多い時にここに来ようとも思わないが・・・
以前来た時は、廃坑が有るなんてすっかり忘れていて気にもしなかった
当然4M程高みに口を開けているその入口なんて目に入らず、そのままＵターン
帰って来て、惜しい想いをしたのであった
「こりゃ知らなきゃ見つかんないわ！！」・・・
中を覗くと白い標識に数字が書かれている、多分深さだろう
坑道は水が溜まっているが、その底になにやら円形の物体が沈んでいる
・・・入らないよ！！・・・気持ち悪いもん
右岸から巻き、トラロープが残置されているので有難く使わせてもらう
落ち口からは未踏、このまま尾根沿いに行って径路に乗って歩いて行けば
2時間も掛からずに高取山に着いてしまう、時間調整も兼ねて少しだけ遡行する事にした
ちょっとした滝場も、残置されたトラロープに導かれて上流へ
何の為に設置されたか分からない、所々倒木で緊張されている所もあるが
暫くは使えそうだ
〈左岸から合わさる枝沢上部に石積み堰堤〉
段々険しくなって来てゴルジュ突入、先行して様子を伺いＯＫサインを出す
その先で岩の壁、これは登れない
左右の斜面も立っていて厳しそう
どうにか行けそうな右岸の斜面を下流に回り込むように登って行くと
ジャーン！！崖？・・・
何とか木の根っこを頼りにクライミング、久しぶりの緊張感だ
汗も噴出して毛穴すっきり美顔にもお勧め・・・・・なんて、そんな訳が無い・・・
登った感覚は垂直に近い、安心できる斜度になっても足元はザレザレ
でも、こんな斜面にスパイクラジアル長靴はグリップしてくれる優れものだ
最近思うが冬の丹沢ではスパイクラジアル長靴が最強ではないだろうか？
斜面は荒れた尾根状になり、やがてハイキングコースに
ここのメリハリが良いぞ～！！
緊張感が解けると口々に僕への批難が轟々と
「こんな筈じゃなかった」とか「嘘ばっかり」とか
終いには「嘘つきツーリスト！！」なんて言われちゃうしね・・・心外だな！！
高取山ではベンチに座ってランチ、普段はのんびりしないが今日は風景を眺めながら
パック酒をいただく
戻りは宮ヶ瀬越えから仕事道で大棚沢上部の古い石積み堰堤に下降
径路は対岸を登って行くが、このまま沢を下降、滝場を巻き下りて行くと石積み堰堤群がお出迎え
更に降ると廃坑のパイプ径路が残る、歩廊が撤去されているパイプ組の先に坑口
湖側の径路の先を覗いてからパイプ橋を渡る
使われなくなってからかなりの年月経過している割りにはしっかりとしていて怖くは無い
〈パイプ径路の行く先は湖〉
中を覗いて斜面を一登りすれば湖岸の周遊径路
・・・しかしご油断召さるな！！この斜面が曲者だ
後はのんびりと径路を辿って大棚Pへ
途中イガイガ号と遭遇し情報交換、M－K車を見送って帰路に着く
正月ボケと怠惰な生活から抜け出せないお二方に
ビシ～ッと強烈、目覚めのカウンターパンチを与えて、今日のハイキングもお終いです
・・・何と言おうとハイキングです・・・
〈周辺地図〉
2014-02-08 12:22
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コメント(2)
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ツアーありがとうございました。
御蔭さまで、目覚めましたよ(^^)
第二の坑道の景観が圧巻でした。
ひっそりと佇んでいる場所です。
歴史のある場所は良いですね。
あの斜面、お正月ボケでなくても冷や汗ものです(^_^;)
でも撮影していただいた写真の顔は笑顔だったりして。
また「キリスト像」が浮き出ているでしょうか。
by レガー (2014-02-10 12:19)
正月早々、目覚めの一発
チョットハードでしたか？
そんなはずじゃなかったんですがね！！
次も、もしかしたら同じ様な展開だったりして？
「キリスト像」また出てましたよ
by MASAHIKO (2014-02-11 09:53)