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20120805室窪沢の支流を自由に遊ぶ・・水晶沢-滑棚沢-越場ノ沢・・ [沢歩き]



室窪沢とその支流は滑が綺麗で魅力的だ、地形的には室窪沢を大骨にすり鉢状になった斜面から小骨のごとく支沢が流れ込む、コンパクトに纏まった地域で
雷木沢、水晶沢、滑棚沢、・・・
どの沢も詰めまで時間が掛からず下降もバリエーションが楽しめる

今回は、室窪沢核心部、未踏の水晶沢、滑棚沢を中心に、短時間で楽しんできた


林道ゲート(7:00)-モロクボ大滝(7:30)-水晶沢出合(8:13)-詰上(9:25)-
蛇ガ口丸(9:37)-モロクボ沢出合(10:34)-善六ノタワ(11:09)-
塩地窪ノ頭(11:49)-林道ゲート(12:49)


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天気予報とは裏腹に快晴ピーカン!! 緑が眩しい
林道歩きは蒸し暑いが、あっという間に室窪沢、水も澄んで涼やか

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沢に降りる前に周辺の観察から、
室窪沢はモロクボ径路の一部で河岸段丘部にその痕跡が残っている
その段丘部には炭焼きの窯が数多く残っている

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▽ 径路跡
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沢に下りて水流の中をチャプチャプ歩き
心地よい水の冷たさを感じながら歩いて行くと轟音が近づいて来る
モロクボ大滝だ、以前有った流木が流されてすっきりとした滝はやはり風格が有り
見栄えも良い、
ただし写真を撮るには朝一はあまり良くない様だ、朝日を正面からまともに受けて
水流の白さが飛んでしまう

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写真を撮ったら巻き道を登る、誰かが置いてくれた石のおかげで一段目は楽々
出来る事なら2段目にも欲しい所・・・もう少し・・が足りないんだよな~!!

落ち口へ抜け景色を楽しんだら上流へ向かう、ここから堰堤までが一番良い所
滑と釜が連続する天然のクーラーの中を歩く

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滑からの堰堤 この堰堤は周囲の景色に溶け込んでいて風景を壊さないからイイ

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見た目も涼しい

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堰堤脇には色鮮やかなイワタバコ

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日向ぼっこ中で近付いても逃げない・・・逃げられない??

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苔むすワイヤロープ

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水晶沢出合、どちらかと言うと水晶沢の方が本流に見える
ゴーロ、倒木が多く歩き難そうだ

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ゴーロの下には滑、ゴーロが流されれば良い沢になりそうです

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滑を過ぎると最初の滝5M(トップ写真)
勢い良く水が落ちる
ここは左側が登れそうだが無理せず少し戻って右岸から巻き

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滝上に上がると上流奥に滝を確認、ここも滑床、倒木が煩わしい

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左岸から流れ落ちる10M、傾斜はそんなに立ってないので滑らなければ左から登れそうだ
地形図で見ると明確な二俣だが実際はこんな感じで流れ込むと言った所
水晶沢の本流、支流、水晶沢ノ頭の検証は「イガイガの丹沢放浪記」に詳しい
興味のある方はご参照あれ

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左へ進むと、滑の大滝、傾斜はそれほどきつくは無いが若干ヌメリガ有るので
慎重に登って行く
登りは問題ないがこれを降るのは少々厄介だな・・・この後降る予定の滑棚沢もヌメリが有ったら嫌らしいな・・・と少し弱気になる

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小石が無ければすばらしい滑床、癒しの沢の様相

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水は枯れず、ジグザグに登る

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最後の滝場

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最後の詰は樋状のザレ斜面、稜線は見えているが傾斜がきつく登り切るのは無理
左の小尾根に逃げて10Mほど登れば登山道

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しかし正面に柵、回りこんで稜線に出る、周囲を見ればずいぶんこの辺も
植生保護柵が増えてきた、ここはまだ出来たばかりの様だ

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荒れた呼吸を整えながら緩やかな稜線を蛇ガ口丸へ向かい

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指導標地点から南南東に伸びる尾根に乗る
滑棚沢へは何処から下降しようかと考えていたが、やはり最上部は
ザレの急斜面で危険を伴いそう、多分上流部には見せ場も少ないと判断し
滑棚沢左・右・俣中間尾根を降り、一番降り易そうな所から下降する事に決めた

ピークから伸びる明確な踏み跡?を頼りに劇籔に突入、10Mも降ると籔も薄くなり
延びる尾根も確認できる、100M程降った鞍部からザレ斜面を慎重に滑り降りると

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この滝の下、上部にも同じ様な滑が見える

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降って行くと先ずはお出迎えの古株、先輩たちのブログにもアップされていた
そして滝、上から見ると結構高い・・・そして滑る
滑って落ちたら洒落にならんので右岸から巻き

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下から見ると登るには問題無し

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次の滝はこれ

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ここも滑る、へっぴり腰で降るのは危険、右岸ロープで下降
登るのは問題無いだろう

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その後は問題なくモロクボ沢に下降、少し降れば越場ノ沢出合
ガレと倒木が詰まった越場ノ沢出合だが右岸には、善六山北西尾根を廻り込む様に
径路の跡らしき踏み跡が残っている
旧い地形図によればモロクボ径路は、越場ノ沢出合から善六ノタワに向かって
いるのだが、右岸やや高い位置で登っている様だ、下から見て径路らしき跡が確認出来ないか眺めながら登って行くと一箇所それらしい跡
写真では分かり難いが小尾根が切れて水平に痕跡がトラバースしている様にも見えるが
確証は無い今日は深入りしないで先に進もう!!

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出合いはガレや倒木が詰まって酷い有様だったのが嘘のような滑

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意外に雰囲気も良い

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詰はやっぱり嫌らしいザレの急斜面、
何回かずり落ちながら右の斜面に喰らい付き小尾根を登れば善六ノタワ

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帰路は善六山に登って塩地窪ノ頭経由、旧キャンプ場跡



▽下草が覆う善六山
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▽ 善六山からの権現山
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▽ 畦ヶ丸
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▽ サルノコシカケの出来かけ?
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▽ 塩地窪ノ頭から北尾根を下降・・・快適な美尾根
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▽ 美尾根も柵で終わり
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▽ 柵の脱出で右往左往・・・鍵が掛かっているのは初めて
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▽ 倒木を利用して脱出
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▽ 下降地点の炭焼き窯、かなり大きい、自分が見た中では最大級
    作りも確りとしている
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沢に下りて汗と汚れを拭う、チョー!!気持ちィー
これから大滝に向かうと言うGRと二言三言会話してお別れする

予定通りの早帰りで、空は青く、お日様もまだまだ高い
キャンプ場の喧騒を横目に帰路を急ぐ

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ここ数日の日照りと高温でヌメリが発生し滑棚沢の下降には気を使ったが、登る分には支障はそれほど無いと思う
そんなに広いエリアでは無いのだがコース取りも様々、短時間で遊んで帰ることが出来る
交通の便は良くないが、マイカー派にとっては静かに遊べる貴重なエリアでもある

やっぱり身近な・・・丹沢がよいと申します!!


今日のコース

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コメント 2

イガイガ

ずいぶん、自由気ままなコースどりですね。
好きですよ、こういうの。

一見、沢歩きを満喫してきたかのようなルートに見えますが、
もしかして、シーズンOFFに向けて、
課題着手の下準備じゃないですか?


by イガイガ (2012-08-14 11:45) 

MASAHIKO

イガイガさん、ご無沙汰しています
限られたエリアを気ままに、自由に歩く
本当に楽しい山歩きですね
しかしその裏にはしっかりと課題も忘れずに
下準備と言うよりも・・・偵察(一緒か?)

手強い本丸攻めの前に、先ずは外堀からじっくりと攻めて行きたいと思っています
外堀も手強いことは解っていますが・・・

次は畦ヶ丸南東斜面をじっくりと攻めようかと思っています
by MASAHIKO (2012-08-14 20:01) 

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