20180819 円山木沢・・・それは「増槽」か？

皆さんは「増槽」と言う物をご存知だろうか？

「槽」とは、おけ・入れ物・タンク等の総称だと思うんですが
「増槽」とはWiKiに拠れば「増設したタンク」
主に航空機に取付ける予備の燃料タンクだそうです
よく爆弾と間違えられる事も有るようですが
機体の下に搭載されている予備の燃料タンクの事です


航空機の燃費は非常に悪く我々が乗っている自動車の比では有りません
当然長時間の飛行には通常の燃料だけでは足りず燃料を補給しなければ
なりません

現在では給油地に立ち寄ったり、戦闘機では空中給油も行われている
のですが、戦時中はそんな悠長な事はしていられません
よって予備の燃料タンクを積んで出撃します
イザ！！戦闘が始まればタンクを放棄し身軽になる
そんな役割を担うのが「増槽」です





何故こんな話をしているのか・・・と言いますと
先日遡行した早戸川水系、円山木沢の流程に戦時中の「増槽」ではないか
と思われる遺物が残されているのを発見したからです

特徴は
1・タンク状の構造（円筒形）
2・補強部分（リブ構造）
3・給油口と思われる部分とキャップ
3・フィルターと思われる網状の部品
と言った所です


全体的には金属部の腐食が進んでいて殆ど原型を留めていません
現場で発見した時は思い当たる事も無く
「林業用の発動機の燃料タンクかな？」位にしか思わなかったのですが
よくよく考えてみると、状況的に林業用とは考えられません
戦時中の物と考えてみると一つの仮説を思いつきました

丹沢には皆さんご存知のように多くの航空機関連の遺物が眠っています
丹沢の上空は米軍の戦闘機を迎え撃つ、まさしく戦闘の場なのです
米軍機を発見した戦闘機は燃料タンクを切り離し、機動性を向上させ
敵機を迎え撃つ
その切り離されたタンクなのか、若しくは撃墜された機体の物なのかは
想像するしかありません・・・


仮説ですので、実際は全然違う物である可能性も大いに有ります
しかしこの時期にこんな所で巡り合う必然性を感じます
皆さん、どうお考えでしょうか？

これらの写真を見て思い当たる事、若しくは
情報をお持ちの方はコメント宜しくお願いします



【　網状のフィルターが確認できる　】




【　腐食が激しく原型を留めない　】




【　タンクの仕切り、若しくは補強部か・・・トップ写真　】




【　タンクを吊り下げる為のブラケットか？　プラグも確認出来る　】








あっいけない！！ついつい入り込んでしまいましたね・・・


肝心な沢レポは？？








































【　此処からの展望は絶景です　】













【　M氏・・・復活か？？　】





簡単に申せば
前半は見応えのある滝場だが登れないので急斜面を巻きまくる
上の大滝は癒しの展望地でとってもいい所
その上はのんびりと散歩モード
二俣で左に行くと登れる滝場が続く様ですが、今回は右へ
無名ノ頭と円山木ノ頭の中間鞍部に詰上げました
なんと言っても6ヶ月ぶりの山行でヘロヘロです





詳細は
はっぴーさん
レガーさん
Shiroさん
お三方にお任せいたします



【　今日のコース　】

コメント 2

ありがとうございました。

半年ぶりとは思えないルート取りと足取りです♪
前半癒しとは程遠い斜面の連続でしたが、大滝上園地からは
まさに「癒し！」な沢だったと思います。

また癒しの外に、M氏の心を掴む人工物の発見（＾＾）
やはり丹沢に踏み入れないと気付かない研究材料だったのではと
思っております。
一回行くだけで、気になる点が幾つも発生してしまいますね。
またご一緒いただきたいと思います。
by レガー (2018-08-28 13:34) 

復帰のお手伝い有難う！！
やっぱり癒しだよね～

まさかの発見も
日頃の行いの賜物ですよ

次も楽しみですね・・・は姐さん・ってか！！
by M氏 (2018-08-30 20:09)